タイラバの合わせについて
2018.06.14
今年は水温が低くノッコミも遅れてどうなることかと心配してましたが、
ここまで来て蓋を開けてみれば・・・・よく釣れてます!
80オーバーが65枚
内90オーバーが7枚
と、好釣果!70オーバーは数知れず、50、60は数えるどころか写真にも収めておりません。4年前の爆釣シーズンのパターンによく似ております。
本日は時化の為中止しておりましたが、朝起きて天気予報見てみると予報が変わっており出船できたと悔やんでおり、久々に濃いブログでも書いてみようと今日は1日デスクワーク。いつもみなさんと議論している「タイラバの合わせ」について書きたいと思います。
タイラバのフッキングについては賛否両論あるようですが、私の持論を少し解説させて頂きます。タイラバのセオリー「合わせない」。私も「合わせ」を入れません。真鯛のチェイス具合によって時々まれに合わせることはありますが、ほとんど合わせません。真鯛のチェイスの仕方も様々・・・・食いが立ち活性が高い時はタイラバヘッドを丸ごと飲み込んだり、フォール中にそのままくわえて反転したり、リトリーブ中かなり巻き上げて長時間ネクタイだけにじゃれてきたり、くわえてすぐに離したり、その時の真鯛のコンディションをイメージすることが大切です。
私が合わせを入れない理由
60クラスを超える大物の口は成長に伴い上顎、下顎で構成されてきます。上下の顎(歯)へのフッキングは難しく、仮に上手く合わせを入れてフッキングしたとしてもその顎に乗るだけか、運よく歯の間に返しまで入っても強靭な顎でかみ砕かれ折られる可能性があるからです。フックが折られる場合は下記の写真の状況ではなかろうかと推測します。
上記写真のようなフッキングでランディングされることは少なく、大方針が折られているときはこんな掛かり方しているんではないでしょうか?
ランディングされた殆どの真鯛は下記の写真のように唇に掛かっています。
理想的なフッキングは上唇中央ですが、ここに上手くかかる可能性も随分と低い笑
合わせを入れると顎に掛かりそうなので怖い
真鯛がチェイスしてきても できるだけ長く口元でじゃれさせ 肉厚の唇にフッキングさせたいので私は合わせをいれません。
もう一つ都市伝説でもある「飲まれ切れ」。
真鯛がかかりドラグが出て走りだすも これからと言うところでブレイク・・・・・あげてみると何やら軽い・・・・アシストフックとリーダー結束部近くでラインブレイク。「フグ」「エソ」「サワラ」など色んな説が唱えられておりますが、私が選ぶポイントには「フグ」「エソ」はいても「サワラ」はあまり居ません。しかもドラグが鳴きラインをどんどん出して行く大物は真鯛としか考えられません。そこで、運よくラインを噛み切られなかった幸運の事例が内臓にフッキングした下記の写真です。一本は唇薄皮にかかってますが、もう一本は内臓にフッキング。確実に飲み込んだ証拠ですね。
更に・・・・ちょっとグロいですがこれは2本とも内臓にフッキングしています
丸のみの動かぬ証拠ですな!
折角の休みを利用してご乗船頂いているので我が船ではあまり
「あれだめ!これだめ!」言いません。
好きなスタイルで釣りして頂いておりますが、この話は私の経験上の実話ですので
確実に大物獲りたい方は私の講釈を頭の中に少しだけ入れておいてください!