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タイラバのタックル選び②


2023.11.10

タイラバフックの重要性

 

ピンク色の綺麗な個体はエビやカニなどの

甲殻類はアスタキサンチンという

赤色を呈する色素を持っているため

これらを捕食する真鯛は表面が

赤くなると言われています

 

 

甲殻類よりもベイトを主に捕食している個体は

アスタキサンチンの摂取量が少ないので

黒ずんだ個体が見受けられます

何を捕食しているか

我々は体面の色を見て判断してます

 

瀬につく小型の真鯛

潮通しの良い深場を海遊する真鯛

真鯛は雑食性の魚なので

基本何でも食べているようです

季節や捕食パターンなどから

ネクタイやヘッドカラー、フックのサイズが

釣果を大きく左右します

 

 

今回はタイラバのフックについての解説

 

「折角ヒットに持ち込んだのに途中でバレた」

そんな経験をお持ちの方沢山いらっしゃいます

多くの方がフックを大きくすればバレが減る

そのように解釈されている方が沢山おられますが

 

実は逆です

 

小さな真鯛(30cm前後1kg未満)は

上下の顎が発達過程にあるので大きなフックでも

貫通しますが、大型は顎が発達し貫通しません

大型の真鯛の口の中を見てもわかります

顎と歯が一体化しそれを唇が覆っているだけです

分かりやすように、口の骨を煮詰めてから

骨だけにしてみました

貫通しないのがみて分かりますね!

途中でバレてフック確認したら

折れていた、伸びていた、曲がっていた

これらは

この強靭な上下の顎による仕業と考えてます

ランディングネットへ無事に取り込み

ネット内でポロリとフックが外れるパターン

顎に乗っているだけでフッキングしていない証拠

大きなフックを使っている方によく見られる光景

小さなフックはゲーブが浅く顎に乗り切らず

滑って唇にフッキングします

大きなフックも唇にフッキング例がありますが

船上でポロリケースは断然大きなフック使用時

大型の真鯛になればなるほど

フッキングする場所が少なくなります

小針が唇に掛かればまずバレることはありません

顎に乗せず唇に掛ける事を考えると断然小針

顎に乗らず柔らかい唇に滑って

掛かったパターンの写真を沢山記録しました

小針も沢山種類がありますが、

太軸の小針でタイラバ専用フックを推奨してます

いち早くマーケットに登場したのが

 

ダイワの紅牙タイラバフック

私が釣行するときは上記のSSSをよく使います

私が釣ったキュウマルはSSSでした

 

 

その他に、オーナーばりの

カルティバジガーライト真鯛フック

6号7号でも大型上がってます

 

 

ここに掛かればまずバレることはありません

 

アシストラインも昔は強くて丈夫な

YGKのシーハンターが主流でしたが

最近はしなやかでハリのあるものが多く

私はカルティバのアシストラインをよく使います

フロロカーボンの芯が入っているのでよれにくい

 

アシストラインの長さも重要になります

長過ぎるとテーリングやネクタイ絡みに繋がり

短過ぎるとフッキングの低下など

トラブルの元になります

SHIMANO赤澤氏のアシストフック

段差フックと並行フック

季節やポイント、何を補食しているかによって

使い分けているようです

季節問わず私が使うのはもっぱら並行フック

別々の箇所にフッキングするより

同じところに両方フッキングした方が

バレにくいと考え並行フックを使ってます

 

ロッド、リール、ライン、リーダー、

タイラバヘッド、ネクタイ、トレーラー

手元から一番遠く且つ水中で見えない所なので

一番気を付けたいフック

隣の人とオマツリしたり、魚がバレたりした時も

必ず、面倒くさくても都度巻き上げて

フックをチェックする癖をつけましょう

大きなフックがダメだという事ではありません

大きなフックより、小さなフックの方が

キャッチ率が高いという事

小さなフックより大きなフックが

顎に乗っているだけで引き上げられ

ネットの中でポロリと外れた事例が多いことから

太軸小針の推奨を解説させて頂きました

もちろん私の考え方が正しい訳ではありません

私的な見解もありますので一応参考までに

 

 

みなさんも大きな真鯛釣り上げて下さい!